OCI_Oracle Base Database Service for Developersの値段
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Oracle Databaseのライセンス料がかからないOracle Base Database Service for Developersというのが出たらしいのでとりあえず1日あたりどのくらいで使えるのか試してみた。機能制限や用途制限(本番では使えない)があるけど安かったら個人的な検証用として使っていこうかなと。価格表の見方に自信がなかったというのもあり試しに使って料金確認してみた。
制限事項
Oracle Base Database Service for Developersについて
https://docs.oracle.com/ja/cloud/paas/base-database/about/index.html#GUID-497F69D3-632B-418C-9C54-10A15D4C6D5C
Enterprise Edition相当らしいので価格表ではOCPU料金が1/20くらい
https://www.oracle.com/jp/database/base-database-service/pricing/
ストレージは通常通り
Base DB作成
CPUは最小の1OCPU、ストレージはバランス型で最小の50GBで作成した(もろもろ含めてTotal strage sizeは300GBになる)
作成画面でeditionを選択する箇所があるのでEnterprise Edition Developerを選んで作る
何日か稼働させてたので料金を見てみる
机上計算では124円くらいのはずだが、
- CPU=3.41*24=81.84円
- ストレージ=3.9525*300/30=39.525円
- パフォーマンスユニット=0.2635*300/30=2.635円
Cost Analyticsで見ると1日145円かかってた。
→20円ほどずれてる。バックアップかな。
Cost AnalyticsのGrouping dimentionsをService and Product Descriptionにしたら内訳がわかった。
- Database / Oracle Base Database Service on Ampere A1 - Developer → 81.840円 計算通り
- Database / Block Volume - Storage → 38.25円 だいたい計算通り
- Database / DBaaS - Attached Block Storage Volume - Standard Performance → 25.500円 これがずれてるっぽい。
どうやら、Block Volume Performance Unitsの見方が間違っていたっぽい。
https://www.oracle.com/jp/cloud/storage/block-volumes/pricing/
ブロックボリュームの価格試算ツールいじくってたら分かった。
↓Block Volume Performance Units の単価は1VPUあたりってことね。バランス型を選択したので10VPU割り当てられてるのでドル表記のほう0.017ドルで計算する必要があった。
0.017ドルで10個のVPU(バランス型)で計算しなおしてみたら、大体Cost Analyticsの数値と一致した。
0.017ドル(2.51円) × 300GB / 30日 = 25.1円
[!note]
Block volumeはUltra High Performance型だと30以降10VPU単位で増減できるらしい。Base dbは10(バランス型) or 20(ハイパフォーマンス型)のみっぽい。
結論
最小構成(1OCPU、バランス型50GB)で1日145円くらいかかる
- 内訳
- CPU=81円
- ストレージ=64円
ということで予算オーバーなので削除します。
あと、OCPUが少ないからか作成に数時間かかった気がする(うろおぼえだけど)。
都度作成ってケースではこの時間も考慮しておく必要がある(作成中はお金かからないはずだけど時間がかかるよってことで)。
ちなみにNode停止したら計算どおりストレージ分のみ課金で1日64円くらいだった。